コロナ抑制で日本が失敗しなかったのは、もちろん医療関係者の、多大なる努力の結果です。

一方「奇妙な成功」という海外からの評価に代表される、日本人の国民性も無視できません。

太平洋戦争後、日本国内にレジスタンスなど地下組織が発生せず、マッカーサーが戦後処理に「てこずらなかった」のも同じ理由でしょう。

さらに言えば、日本がアメリカの唯一最高の成功例と見える反面、朝鮮、ベトナム、中東と、いずれも微妙な結果に終わっています。

方やコミックやアニメの日本文化に、外交上日本の政治家は相乗りしていますが、漫画家に文化的補助金を出そうとした政治家が何人いたでしょうか。

2度も核兵器を撃ち込まれながら、その後世界第2位の経済大国になり、世界に冠たる森林大国でありながら、世界に冠たる工業先進国となる。

この様な国にしたのは、政治ではなく国民のポテンシャルがあってこその話です。

おまけに日本は世界の陸地の0,1%しかない国土面積に、世界の10%の地殻エネルギーが集中しています。

つまり世界平均の100倍キケンな地下を受け持ちながら、その地下からのご褒美である資源はほとんどゼロ。にも拘らず、実に日本国民はよくやっていると感じます。

だからこそ、偏見、いじめなどの社会問題も、政治に頼るのではなく各々の国民パワーで、相当のところまで、行けるはずなのではないでしょうか。

ちなみにディズニーランドの世界進出も、日本が一番うまくいっていると聞きましたし、発明者のドイツ人がサジを投げたロータリーエンジンで、マツダがルマン24時間優勝なんて、日本人、カッコ良すぎじゃありません?

こうしたせっかくのポテンシャルを、つぶしたりムダに終わらせたりしないためにも、国内の偏見やいじめ解決は、年齢を問わず非常に重要なのです。

別の言い方をすれば、これは良心や正義感などの精神論だけでなく、日本国内に埋蔵された経済効果の話でもあるわけです。

言い忘れましたが、私たちが愛する母なる地球は全生命体に平等で、コロナウイルスにも、ちゃんと生き残ろ機会、権利を与えています。






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